生きている限り、なやみなつきません。
つい先程も、小学4年生にもなる息子が、寝室に向かうのに暗い廊下を通っていくので、怖いと言っていました。
【写真/2011年2月17日 お茶の間】
なぜ怖いのだろうか、と思いました。
なぜなら、わたしが小学生のときも全く同じことを、考えていたからです。
今のわたしは、「暗い廊下」や「夜のトイレ」など怖くはありません。
怖い映画をみた後などは、少し怖い時もあります。
でも、小学生のときほど恐れてはいません。
もし、暗い中に「何か」がいるとすれば、それは幽霊とかお化けだと思います。
わたしは、9時を過ぎてもなかなか寝室に行かない息子に向かってこう言いました。
「おまえが怖いのは、心の中にお化けがいるからだ。お化けなんかいないよ」
少しして、息子は「うん」と言ってから、暗い廊下をひとり歩いていきました。怖さを我慢して。
しかるに、想像力は大切です。
「お化け」や「幽霊」など想像しなければ怖くはないんでしょうが、「こわい。こわい」と思っている方が健全だと思います。
そういう意味で、子供というのは大人より健全です。
人間なやみがあるのも、生きているからこそで、健全な状態なのです。
わたしが、最近つまらないなぁ、と感じているわけがわかりました。
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