車の窓から見える景色と歩くとき見える景色は同じ道だとしても違って見えるものだ。
歩く速度はだいたい時速3~4キロ。
車で一般道路を走ったら時速50~60キロくらいとして考えると車の移動は歩く速度の20倍以上の速さという事になる。しかし目で見る情報量は、移動速度に比例して20倍になっているようには思えない。そんなことになったらわたしの脳は車を運転すると同時にパンクしてしまうはずだ。
きっと車を運転中の脳は見えた景色の部分部分を端折って処理しているに違いない。目はカメラのレンズと同じでどこかにピントを合わせる。静止しているときや歩いているときならピントは合わせやすいだろうが車の移動中はある一点にピントを合わせるわけにはいかない。
今日妻と近所を散歩した。歩いている最中色々なものを見た。何か気になるものがあったとき、私は歩くのをやめて立ち止まっていた。何かにフォーカスしているとき人は移動していないのだと知った。
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