映画:「レインマン」の終わり方

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ダスティン・ホフマンとトム・クルーズ二人の主演による「レインマン」は、1988年のアメリカ映画だ。

主演の二人は兄弟という設定になっている。
弟のチャーリー(トム・クルーズ)は、自分に自閉症の兄レイモンド(ダスティン・ホフマン)がいたことを知らないまま生きてきた。ところが、父親の死後、これまで伏せられていた兄のレイモンドが遺産の300万ドル全てを相続することを知る。なんとかしてチャーリー自身も遺産の分け前をもらおうと奮闘する。

「なんでこんな自閉症の変なやつに遺産をわたすんだ!」というチャーリーの怒りは、いつしか兄レイモンドに対する愛情へと変化していく。

人間の心の機微を描いた映画は、最後にどう終わるのか?がいつも気になる。
映画「レインマン」は、終わり方が割とそっけない。
よくあるハリウッド映画のような音楽が流れて感動のシーンで終わる、という風ではないのだ。
ただ、それがこの映画を名作に仕立て上げている気がする。

もちろん、ダスティン・ホフマンの自然で隙の無い演技は一見の価値がある。

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