わたしは、日本人です。
【写真/2012年4月8日 コントラストが高いお気に入りの記念写真】
日本で生まれ日本で育ちました。
国籍だけでなく、生まれ持った全てが日本人だと思います。
でも、日本のことをよく分かっていないのです。
ここ何年か、外国に行き異国の方と接したり、その国の言語でコミュニケーションをとる機会に恵まれ、訪れた国の文化や考え方に触れてきました。
そこで分かったことは、わたしには「日本人としての自覚がない」ということです。
他人がいるから自我が芽生える、と聞いた事があります。
他人がいるから、自分の身なりが気になったり、比べたりできるという事です。
他の国の人と接して、自分の国がどういう国であるか以前より少しだけ輪郭がはっきりとしてきました。
もう少し日本を知りたいと思うようになりました。
日本のことをまだまだ分かっていないわたしは、完全な日本人とは言えないと思います。
死ぬまでに、もう少し日本人に近づきたいです。
日本の良さは、少し分かってきました。
ある国から見れば、ここは天国かもしれません。
先日読んだ本に「バリ島は人生の楽園」と載っていましたが、日本こそ楽園だと感じる人も世界には沢山いると思います。
トイレでお尻まで洗ってくれて、便座に座ると冬でも暖かいのですから。
仕事を自分で見つけなくても「ハローワーク」という所で一緒になって探してくれるのですから。
食べるものに困らないので、携帯のゲームに日がな明け暮れていることが出来るのですから。
日本の悪い所は、日本人であるということを認識している人が少ないことです。
井の中の蛙、大海を知らず
島人、自らの姿かたちを知らず
生きているうちに、自らの顔を拝みたいものです。
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