情報がお金になるのか商品がお金になるのか

インターネット以前に比べ、自分の知りたい情報が短時間に大量に手に入るようになった。
わたしが若いころに手に入れた情報量に比べて今の人たちは何倍いや何百倍以上もの情報を一瞬で手に入れることができる。
ときどき、思う。わたしがネットショップで買っているものは商品なのだろうか、それとも商品の情報なのだろうか。
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【写真/2012年10月17日 Google Nexus7をGoogle Playで買った created by 漫画カメラ on App Store】


ネットショプでカートに入れ、決済をすますと早ければ翌日には商品が届く。
わたしの家に届くのは紛れもない商品そのものだ。しかし、わたしは商品を検討するにあたっていろいろな情報をネットから得ている。高い安い、機能、性能、口コミ情報…これらがなければわたしはその商品を買わない。
実はこうした「情報」をわたしは買っているのではないかとときどき思ってしまうのだ。
情報にこそ価値がある。
この言葉はインターネット以前にも当てはまる。
そして今現在も「情報にこそ価値がある」のだ。
ただ、その情報の鮮度がすぐに損なわれ、大量に一度に押しよせてくることを除けば。
かといって今の人たちがわたしの若い頃より物事を有利に進められるとは到底思わない。
なぜなら今を生きる人からすれば、その条件は皆同じであるからだ。
以前からも情報を持つ人と持たない人との格差は存在していたが、ネット時代ではその格差がさらに大きくなる。
別のいい方をすれば、それは同じ日本語なのに会話してもついていけないレベルにまで達してしまっている。
情報は命となった。
先日わたしが買った商品であるGoogleのタブレットNexus7は、どこからどう見ても今流行りのタブレット端末だ。
しかし、わたしはそこにレジのお姉さんがにこにこと微笑んでいるのを知っている。

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