ジョージ・オーウェルの小説「1984」に登場するビッグ・ブラザー(通称BB)は、個人を常に監視し思想統制をする存在として描かれていた。今現在、BBに最も近いのは、中国政府であるように感じる。
ただ、中国政府はあきらかに分かりやすく言論統制や情報統制をするが、もっと巧妙にやっている国も世界中を見渡せばあるのではないかとも思う。
SF小説みたいなことを想像してみる。
Googleなんかも本気でアメリカ政府と手を組んでしまったら、世界中のスマホを手にした個人は自由を簡単にはく奪されてしまうのではないか?いや、それはすでに始まっているのではないか?
「1984」では、個人が頭の中で政府に反することをちらっと考えただけで社会から抹消されてしまう様子も描かれていた。
便利な社会も考え物だ。
便利さと引き換えに差し出しているものの大きさを、わたしはまだよく理解できていない。
ただ、自分の頭の中にある世界にまで他人から横やりを入れられたくはない。
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