卒業予定者による発表会があった。
わたしは教える立場だが、いつも「学生の想像力の豊かさ」には、驚かされる。
先生が学生から教わることは多い。
当たり前の話だが、他人は自分とは違うことを考えている。あなたとわたしは日々違うことを考え生きている。よくもまあ、こんな状態で世の中が廻っているものだ。
人の世の不思議の一つをあげるとすれば、わたしは人の造ったものをあげる。
今自分が生活している家も、車も、コンピュータも、どこかの誰かが最初は頭の中で考え出したものだ。
どこかの誰かが頭の中に思い描いたものが、実物となって身の回りにある。
今日14人の学生が、コンピュータを使って自分達の作ったものを発表した。
ゲーム、電子書籍、動画、スマートフォンアプリなどなど色々とあった。
学生の作品は、最初はおのおのの頭の中で動いていたに過ぎない。それが形となることに不思議さを感じる。
思い描くことは脳の仕事。
思い描くことは大切だが、それだけじゃだめなんだと思う。
つまりは、わたしたちは脳だけで生きているわけではないということだ。
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