何か忘れているのではないか?と不安になるとき、決まってわたしは何か忘れている。
一番多いのは、置き忘れだ。
これまでの人生で、自分が置き忘れた傘の数をわたしは憶えていない。
今日は、中学生のとき技術家庭科の時間に作った木の折りたたみ椅子を置き忘れてきた。
わたし自身は、中学生時代に授業で作った木の椅子のことをすっかり忘れていたが、母はそれを実家でずっととっておいてくれた。
母が亡くなって、実家を片付けたとき、木の折りたたみ椅子をなぜか自宅に持ち帰った。
椅子を失くしたことで、母に悪いことをしたと思うのはなぜだろうか。
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