子を持って知る、自分の歴史

わたしは小学校時代「疲れた」とすぐに言ってしまう口ぐせがあった。
どんな時に使うかと言うと、親に手伝いなどやらされそうになったときなどに「疲れたぁ」などと言うのだ。要するに面倒なことから遠ざかるために「疲れた」を連発していた。

遊びの場面になると、とたんに「疲れた」を言わなくなる。「疲れた」振りをしている子どもだったわけだ。実際に遊びで疲れることはあっても、楽しいから気にならない。それに子どもは回復が早いのだ。

今のわたしが「疲れた」という言葉を口にするのであれば、それは本当に「疲れた」時だ。
仕事から帰ったとき。ランニングを終えたとき。遊んだあとでさえも今なら疲れる。

わたしがうその「疲れた」を口ぐせにしていた時から30数年が経った。
最近、わたしの小学生になる子どもたちは「疲れた」という言葉を口にする。
でも、本当に「疲れた」のかどうか。わたしには良く分かる。

子を持って知る、自分の歴史

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