来年(2019年)には元号が変わる。
元号が変わっても無くなって欲しくないものがあるとすれば、わたしは真っ先にポプラ社の江戸川乱歩シリーズを挙げるだろう。
江戸川乱歩の少年探偵シリーズは昭和の名作だと思うが、ストーリーも去ることながら表紙絵のインパクトが凄かった。
上記の写真は、「電人M」の表紙絵。
配色が暗いことと妙にリアルなその表紙絵は、怪人二十面相のストーリーと相まって、わたしの中では記憶に残るものだった。
江戸川乱歩の少年探偵シリーズは、小学校の図書室にずらーっと並べてあった印象が強い。
当時わたしはタイトルを眺めていただけなのにワクワクしてきたことを覚えている。
そしてこれぞっと思うタイトルを取って表紙絵を見る瞬間、この表紙絵たちは更に本に対する期待値を高めてくれた。
ポプラ社もこのあたりは理解しているようで、現在でもポプラ文庫クラシックとしてこの表紙絵の本が購入可能だ。
発行当時の情報
カバー絵:柳瀬 茂(やなせ しげる)
さし絵:山内 秀一(やまうち しゅういち)
となっています。
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