かつては新しかったものはとてもカッコいい。なぜかは分からないが、そう思うのだ。
わたしが道を歩いていてカッコいいと感じるものの1つに朽ちかけたものがある。
例えば朽ちかけた車や廃屋などである。
冒頭の写真は、おそらくプジョー204だ。かつてはフランスで走っていた車なのかもしれない。この車の撮影場所はアルジェリアだ。この北アフリカの大きな国はかつてフランスの植民地だった歴史がある。
日本でこうした車を見た場合大抵は、ナンバーも取れて動かない車であることが多いが、この車は使われていた。(つまりは走行可能車だった)
こちらも同じくアルジェリアで撮影した赤い車。
しかもこの車、撮影した当時エンジンが掛かっている状態だった。
雨漏りしそうな雰囲気だが、カッコいい!
わたしはなぜかこうしたものに心を引かれる。
ベンツだってこの通り。
綺麗にして乗っている大金持ちに見せてやりたいくらいだ。
かっこいいとはこういうことさ。
然るに、かっこいいとは朽ち果てるまでそれを使った人の「心」なのかもしれない。
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