不安を煽って消えていった人たち

アイキャッチ未登録画像 そういう気持ち

わたしは新型コロナウイルスよりも新型コロナウイルスによる感染不安を煽っていつの間にか消えていった人たちに恐怖を覚える。

例えば、今年3月。ニューヨークでは新型コロナウイルスによる市中感染が拡大しロックダウンの措置をとっていた。するとYouTubeなどではニューヨーク在住の日本人などが、「今のニューヨークは日本の1か月後の姿です!」などと不安を煽る動画がアップされだした。わたしが見た動画では《1か月後の日本》などと具体的に言い切ってしまっていた。
不安を煽るには十分な内容の動画だったと思う。アクセス数も数日で数万件となっていた。しかし、1か月後、日本はニューヨークのようにはならなかった。動画をアップした人は何か根拠があってそう言ったのかもしれないが、もし自分が公に伝えた内容が間違っていたなら素直に「間違っていました。すいません」くらいは言ってほしい。

テレビ番組もしかりだ。アメリカ大統領選挙で「トランプ大統領再選の可能性は高いです」などと真顔で言っていたコメンテーターもいた。この人はバイデン大統領が誕生して「間違えました」と言っただろうか。

いづれも不安を煽るだけ煽って言いっぱなしで、間違えても後から訂正しない。いつの間にか消えてしまう人のなんと多いことか。
YouTube動画だって再生回数が何百万件にもなれば広告収入で儲ける事ができる。そのために不安を煽る動画で再生回数を稼ごうとする人は世の中にいくらでもいるのだ。(もちろん、ただ目立ちたいからとか、いいね!が欲しいからという人もいるだろうが)

もっとも不安を煽る手口は昔からある。「地震に備えて保険に入りましょう」、「60歳からはこれを食べると健康で長生き」とか、ちまたでは不安を煽ってものを買わせる手口があふれている。不安を煽って儲けを得ようとする手口は現代に始まったことではない
今年も暮れていくが、新型コロナの感染拡大は当分収まりそうもない。ならば来年もまた不安を煽る人たちで世の中溢れかえることは確定だ。

願わくば、不安を煽っている張本人が「」であって「コンピュータ」ではない事を祈るばかりだ。

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