ダンゴムシの不思議なところは、ひっくり返って死んでいるのかと思いきや、だいたい生きていることだ。
先日、ひっくり返ったダンゴムシが床の隅にいた。
わたしはそいつを見て見ぬふりをしてやり過ごした。3日経っていいかげん死んでいるのだろうと思い手に取った。
それまで3日も仰向けでひっくり返って動かなかったのに、わたしの手のひらの上でダンゴムシはすぐ丸くなった。しばらくすると歩き出した。
生きていたんか!
人間の基準から考えると3日も仰向けで動かないと「おい!大丈夫か!」となるのだが、ダンゴムシは違うようだ。
ダンゴムシからすれば、「起こすなよ!寝てたんだから」ぐらいのものなのだろうか?
それとも「ああ、やっと起き上がれたよ」とか。
少なくとも、ダンゴムシは人間とは全く違う時間軸を持って生きている。
ひっくり返ったダンゴムシを見ていると、どこか哲学的な気持ちになるのだ。


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