森林やちょっとした空き地にさりげなく一緒に生えていたりするシュロの木。
我が家にもいたるところにシュロの木が生えている。5月のゴールデンウィーク時期になるとシュロの木の頂上には、たわわに実った黄色い物体が出現する。
わたしはこれを食べてみたいと昔から考えていた。
この部分。
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知識ゼロはよくないので調べてみると干して薬として用いると書いてあった。しかしこの時点でわたしは大きな調べ間違いをしていた。
わたしが食べようとしていたこの黄色い物体は実ではなく花だった。
これがシュロの花。
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こちらがシュロの実。(花が咲いた後に出来るブルーベリーより一回り小さいような実である)
干して薬として使うのはこちらの実の方。
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シュロの実の方は漢方薬などの薬になると多くのサイトで紹介されていたが、シュロの花の方は、食べるような記述が見つからなかった。
1粒生で食べてみた。苦い。
きっと料理しても美味しくなさそうな味だった。
粒が細かいのでスープにはなるだろうと考え、水、コンソメに生クリームを入れてついでにエリンギを入れて煮てみた。
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見た目はスープだ。
一口食べてみる。
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黄色い粒の食感がゴムみたいだ。
生クリームのせいで味が和らいでいるがやはり苦い。
正直に言おう。
まずい!
シュロの花を入れなければ十分美味しいスープだったのになあ、とは後の祭り。
「食は中国に有り」という言葉を思い出し、中国語のサイトで改めて調べて見るとシュロの花を食べる料理があった!
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実際に作っている動画はこちら。
動画では、シュロの花が垂れ下がって花として見える前の段階で採取して料理している。なおかつ花の付け根も料理に使っている。
そもそも花を食べる時期がわたしの場合遅かったようだ。
こちらも中国の動画だが、シュロの花を実際に採取して調理するところまでやっている。(どちらかと言うと調理に使う器具が凄い!)
世界は広い、知らないことがいっぱいある。
次回はもう少し早めにシュロの花を取って料理してみよう。
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