始まりは少し小馬鹿にして聴いていたら、曲の途中から引きこまれ最後は泣けてくる曲に出会った。
車を運転中、ラジオ番組を聴いていた。
青く澄んだ山にかこまれたふるぅ~さと~
としゃべるような歌い出しである曲が始まった。
セリフをしゃべるような変な歌いだしだったので、わたしは思わず笑ってしまった。
独特なセリフまわしのような歌い方と面白い歌詞。あとでネットで調べてやれと思いつつラジオを聴いていた。
アナウンサーは曲の終了後「こがつとむでラ・モンターニュでした…」と言った。
調べてみるとシャンソンの有名な曲だった。何やらフランス語の原曲を古賀力(こがつとむ)という方が日本語訳をつけたもので、曲名は日本語で『故郷の山』とも紹介されていた。
たどり着いた先は、YouTubeで福浦光洋さんが歌う「ラ・モンターニュ」だった。
たぶん初めて聴くと独特の歌詞と歌い方に笑ってしまう。
しかし、聴いているうちに心が動かされる。演奏も歌い手もプロだから?もちろんそれはある。
いやしかし、それだけではない気がする。
心の琴線に触れるものがこの歌詞と曲にはあるようだ。
いつしか故郷の山を思い出していた。
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