わたしはたわいもないおしゃべりというのが不得意だ。
たわいもない話(=どうでも良い話)ならしなくてもいいか、と思って頭の中にはあるのだけれども結局何も言わずに終わってしまう、という事がよくある。
人の話の流れについて行けず、何か言ったときは既に別の話題に移っていて「えっ、もうその話済んだよ」みたいな顔をされた事が以前にあった。
話題が尽きたら終わりといったルールのゲームがあったら、真っ先に負ける自信がわたしにはある。
おしゃべりほど超高速リアルタイム処理が必要な仕事はない。
相手の放った一言を超高速で処理して、自分の持っている「たわいもない話」の中から、一番相手にうけそうな話題を選択して返す。
返した話の内容から相手も超高速で処理して話の内容を倍加させて返す...
そういう意味では、世のおしゃべり好きの人たちの処理能力はものすごいと言える。
たぶんスーパーコンピュータでさえ、勝つことは困難かもしれない。
しかし、わたし程度のおしゃべりなら現代のコンピュータでも十分に代替え可能だ。
もし、世の中の人のほとんどのおしゃべりを代替え可能なコンピュータが発明されたとしたら、人間の価値はどこにあるのだろうか。
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