『道』は、目的の所に到達するまでの経路

『道』という字には、「目的の所に到達するまでの経路」といった意味もある。
魯迅は、「歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。」と言った。
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【写真/2011年10月10日 『大』という字を筆で描いた】


常磐線JR東海駅から改札をでて右にいくと、絵画などの芸術作品を展示するギャラリーがある。
週替わりで色々と趣きの違った作品を見る事ができる。
今日は書画だった。書道を教えていた先生方の集まりの展覧会だったようだ。
わたしは、書道はからきし駄目なので筆を使ってさらさらと文字を書くことが出来る人を尊敬してしまう。
ところで、書道や柔道あるいは剣道など日本に古くからある技には『道』という字がついている。
すなわち道なのだ。
多くの人が目的を持って歩いてきたその『道』が書の道であり、柔の道であり、剣の道ということか。
どの『道』も歩いていないわたしにとって、『道』と名のつく技はとりわけ格好いいものに映る。
しかし、誰かの歩いた道は、わたしの中では志と対局にあって、どうしても近づくことがないように思う。
今日拝見した書画は、どれも素晴らしかった。

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