わたしの住んでいる所からほど近い町では、小学生がヘルメットをかぶって通学している。
ランドセルを背負い一様に黄色いヘルメットを頭につけて登校している姿は少し異様だ。
安全の為にはいいのかもしれないが、わたしの近所の小学生は、普通の帽子を頭にかぶるぐらいで、ヘルメットをつけて通学する子はいない。
その地区地区で通学するときの決まりごとがかなり違うようだ。
少なくとも子どもたちは、決まりを守っているように見える。
大人はどうか。
わたしの住む地域は茨城の中でも田舎ということもあり、原付バイクで走っている畑仕事に向かうおじいちゃんやおばあちゃんを見ると時々ヘルメットつけていない人がいる。
田舎ではよく出くわす光景だ。
交差点で、赤信号のあとに車が2、3台通過するなどは、当たり前だ。
しかし、これらは小学生のヘルメットと違って、法律で定められていることなので、明らかに違反である。
社会を見渡すと、「矛盾」という言葉にすっぽりと覆われていることに気づく。
決まりごとを守るだけが偉いことだとは思わないが、自分の身は自分で守るということだけは肝に命じたい。
それがたとえ矛盾であろうとも。
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