「プログのアクセス数をあげる5つのコツ」なんてどうでもいい技術だ

ブログを書いているとものを売りつけるサイトからのアクセスが多くある。
わたしの書いているFC2ブログにも「訪問者リスト」という機能があり、同じFC2のユーザからのアクセス履歴が見れるようになっている。
最近目につくのは、「あなたのブログの訪問者を増やすための5つのコツ」などといったサイトからのアクセスだ。
わたしにとっては、ブログの訪問者を増やす技術などは、どうでもいい技術だ。


わたしは、2011年3月11日におきた大震災で、考え方が変わった。
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【写真/2011年3月14日 大震災で落ちた地蔵の首】
特に必要なものと必要でないものに関して、自分の中で明確になった。
まず必要なものは、水と食料だ。
次に必要なものは、住むところだ。
もちろん、家族の存在が生きる力になっているというのは、言うまでもない。
わたしもブログを書いている以上、アクセス数が多ければ嬉しい。しかし、このブログは、自分自身が後で自分の考え方や気持ちを明確にするため、自身の為に書いているので、一日に一人みてくれれば、十分だ。
一日に一人というのは、つまりは自分だ。
わたしは、あの震災で死ぬと思った。だから毎日生きていられることが奇跡だと信じている。
「朝起きて、ありがとう」と言った感じだ。
わたしの実家は長野県のため、震災の被害は何もなかった。
実家に帰ると震災で被害にあった地域とそうでない地域の温度差が良くわかる。わたしは、実家に帰ると違和感を感じるのだ。
もちろん、実家だけでなく、近くにもあの地震で変わっていないような人はいる。
「次のテレビは3Dかな」とか「そろそろスマフォにしようか」などど言っている。どうでもいいことだ。
悩むことでもなく、人に相談することでもないと思う。
必要性を感じないことで、悩むことはない。
必要性を感じるとすれば、家を修理あるいは家を建てる技術とか、野菜を育てる技術だ。
パソコンなど使えても何の役にも立たないことは、先の震災で学んだ。
ツイッターやSNSが先の震災で、役に立ったという報道がなされたが、それは、電源も電波も使えたらの話だ。
身の危険がせまっているその時に、携帯の画面を必死で見ているとしたらバカだ。
わたしは、震災から1週間後にやっとまともに携帯電話が使えるようになった。
電源が必要な技術ほど弱いものはない、とこの時思った。
「ブログの訪問者を増やすコツ」なる技術は、必要な人にはありがたい技術なのだろうが、わたしにはどうでもいい技術だ。
ブログの訪問者アップよりも、まずは中身だと思う。人間と一緒だ。
わたしは、このブログに書くためにメモを手書きで書いている。ときどき書いてあることを口に出して人に話すこともある。
このブログを書く理由は、自分の中にある「もやもやした考え」や「まとまりのない意見」をはっきりとさせることにある、と最近思う。
ある人からするとブログの訪問者数を増やすことが目的かもしれないが、わたしの場合、ブログが消えてなくなってもいいように書くこと自体が目的になっているのかもしれない。
世の中もそろそろ、どうでもいい技術に時間をかけることから、足を洗った方がいいのではないかと思う。

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