詩:親心

アイキャッチ未登録画像 長崎瞬哉(詩人)

親心

急な坂道を上っていたとき、ベビーカーを押した女の人とすれ違った。

こんな坂道でベビーカーの手を離したら、さぞ大変だろうと思った。

恐くなったわたしは、振り返った。

女の人がベビーカーを押していた。

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