結果が出ていないように見えるのが人生

アイキャッチ未登録画像 そういう気持ち

映画や小説などの娯楽作品は一様に楽しい。
楽しく感じるポイントは、ストーリーもさることながら結末までが早く経過する点にある。
映画なら2時間で結末がわかる。1冊の本だってどんなにゆっくり読んでも1年は掛からない。
漫画やゲームも似たようなもので、状況が目まぐるしく変化して飽きさせない。

実際に生活を伴う人生とは違い、娯楽作品の結果は早く出る。
だから娯楽作品を楽しんだ後、結果が出ない自分の人生を振り返ると凄くしょぼく見える。
「なんだこの人生?」ってなもんだ。

もし、娯楽作品が自分の人生の時間軸と同時進行するようだったらどうだろう?
映画の2時間は本当の2時間で、登場人物たちの状況は2時間経っても大して変化なかったり…
漫画本1冊30分かけて読んでも、主人公が朝起きて歯を磨いて終わりだったり…
きっとつまらない。

自分の人生を2時間の映画にしたら、きっと一大スペクタクルかもしれないではないか。
あるいは漫画にしたら、腹を抱えて笑えるギャグ漫画になるかもしれない。いや、きっとなる。

映画の中の主人公であるわたしが、実際の時間軸で過ごしてしまっているので、面白さが見えないだけだ。

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