生徒の父母が学校行事をせがむ時代

アイキャッチ未登録画像 そういう気持ち

とある高校の進路指導室におじゃました際、わたしは「コロナで大変ですねえ」と最近おぼえた挨拶言葉をくりだした。応対してくれた先生が、この前、生徒の父母から学校行事をやってくれという要望がきてクラスマッチをしたんです、と話をしてくれた。

なにやらコロナの影響で学校行事がなくなって子供がストレスかかえているので、そういった要望を学校に訴えてきたらしい。
先生曰く、「結構密だった!」との事。そりゃそうだ。クラス対抗のスポーツだもの盛り上がらないはずはない。密にもなるでしょう。

わたしは気になったのは、「生徒が」ではなく「生徒の父母が」学校行事開催を訴えてきたこと。たぶん生徒たちからもそうした声はあがっていたはず。(わたしが働く学校でも同じように生徒から学校行事開催の訴えがあったもので…)

生徒の親が生徒自身の訴えを聞いて学校に伝えたのだとしたら、生徒のすべき事を奪っていると言える。成長の機会を奪われた生徒のストレスの火種は小さくても消えることはないだろう。

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