物が手に入らないから貧乏なのではない

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豊かさの定義は変わってきている。
物が手に入らないから貧乏だと感じる人が多い。
でも、それは違う。

わたしは授業の折、学生に検定の取得をすすめることがある。自信がないから受験しないという学生がいる一方で、元気よく

「先生。お金がないから受けられません!」

という学生がいる。
その学生は携帯電話を持ち、車で学校に通い、毎日お昼にコンビニを利用しており、とても検定代金の三千円がないようには見えない。アルバイトで車のガソリン代などは自分で稼いでおり、偉いとは思うが何か間違っているように感じる。
簡単にお金で手に入るもには、お金を出し、簡単に手に入らないものにはお金を出さないだけだ。検定などは勉強しないで受験料だけ払っても手に入らない。
しかし、このような振る舞いは当然で学生本人が悪いわけでもない。大人もそうしている。考えたり工夫をせずにお金を出してしまっている。
自分で作れたり修理できるものでも他人に任せてしまっている。ギョウザは冷凍食品を買ってくるものだと思ってました、という学生がいた。車のボンネットを一度も開けたことがない大人も多いに違いない。

生きていく上での工夫がなくなると、お金がないことが貧乏だと感じるようになる。
現代社会では、欲しいものが手持ちのお金で買えないことが貧乏なのだ。
本当は、欲しいものが買えなくて貧乏だと感じる心が貧乏なのに。

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