本の感想:10年後困らない働き方研究/日経プレミアPLUS VOL.1

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日経プレミアPLUS VOL.1
特集 10年後困らない働き方研究
日経プレミアPLUS VOL.1
つまらない本だ。
「スマホ世代のマガジン型新書」という訳の分からない注釈がついている。「スマホ世代」というところからしてよく分からない。どんな世代なのだ?
タイトルの「10年後に困らない働き方研究」というよりは、「この本で、いくつか現代風の働き方を紹介しますね」といった内容だった。


現代風の働き方について語ってくれるのは、IT企業の社長さんなり、コンサルタントさんなりが主だ。
本書の出版元の日経(日本経済新聞社)は、いつも一般庶民には光をあてない。
一般庶民ではない一流と呼ばれる人たちが、グローバルに活躍したい人に対して「こうした考え方をもつといいよ!」とアドバイスしてくれるのが本書だ。
目次や見出しを読むと、タイトルはかなりキャッチーだ。
<なぜ仕事をしない社員が高い給料をもらうのか>
<空気を読まない社員も必要>
<タイピングの遅い人は仕事も遅くなる>
<他の人がいかな、細い道だから行く>

だが、語っている人たちがかなり若い。
10年後困らないなどといってはいるが、20代から40代くらいの社長さんたちは10年後が見えているのだろうか。
わたしなどの凡夫は、10日先さえ読めない。
冒頭に<休まなければいい仕事はできない>というコラムがあったのだが、読んで笑ってしまった。
アートディレクターという肩書きの人が書いたこの文章の大枠はタイトル通り「休んで次への英気を養わないといい仕事はできない」というもので、わたしもその通りだと思うのだが、その方の休む時の過ごし方としておすすめ紹介されていたのが、アフリカのコテージでの休暇。(一体ひとりいくらお金が掛かるのだ?)
その休暇では、ジーブを駆ってガイドが広大なアフリカの大自然の営みや野生動物などを案内してくれるのだそうだ。息子が気球に乗れる8歳になったらまた行こうと思う、などと書いてあった。(気球にも乗れるのか)「生きるとは?」「死とは?」などについて深く考えさせられる旅なのだそうだ。
なにもアフリカまでいかなくとも「生きるとは?」「死とは?」を考えることは身近に出来るんだけどなあ。
8歳の息子をわざわざアフリカまで連れて行かなくても日本でも十分自然体験はできるよ、などと思いながら読んでいた。
お金が無い人は、アフリカのコテージは真似しないほうがいい。
たしかに異国の地を旅すると自分を見つめ直すことにもなるが、もしそれが不可能でも別の方法で身近なものを見つめ直すことは出来ると思う。
わたしが8歳のときは大自然の中で走り回り十分に「死にそうに」なったりしていた。
つまらない本だが、身近なものを見つめ直すきっかけにもなり、読んで良かったとも思う。

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