本の感想:告白/湊かなえ

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告白
湊かなえ(著)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

「死の連鎖」という言葉がぴったりとくる。
一人一人の告白形式で展開する物語は、読みやすい。
自分の娘を殺された母親の気持ちが、悪い方向へと行っている。
こんな母親のような人が現実にいるのだろうか、と思ってみるが、自分自身が同じ立場になっていないからそんな人事のように感じるのかもしれない。

本文より

ー何を言いたいのか?文章で表す道徳観念など、学校に入ってからの単なる学習効果でしかないということだ。
 殺人は悪である、と本能で感じる人などいるのだろうか。信仰心の薄いこの国の人たちの大半は、物心つき始めた頃からの学習により、そう思いこまされているだけなのではないか。だからこそ、残虐な犯罪者が死刑になるのは当然だと認めることができるのだ。そこに矛盾が生じているにもかかわらず。

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