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携帯を解約して3年が経ったわたしの世界観

わたしはもともと「常に誰かと連絡がとれる携帯電話」に魅力を感じている人間ではなかった。iPhone4を2年ほど使ってから解約した。それ以来携帯電話を持っていない。

解約して1ヶ月後。
わたしが気づいたのは、世の中の多くの人が(老いも若きもだ)スマートフォンの画面を常に見ながら生活しているという事だった。電車で顔を上げたとき、周囲がほぼ全員スマートフォンの画面に釘付けになっていることがあった。わたしは一人世界に取り残された様な気持ちになったものだ。

でも携帯を解約して3年目に入った今は違う。携帯を持たないわたしが取り残されているのではなくて、携帯を持つ周囲の人々が何かの奴隷になっているように見えてしまうのだ。
最近は、スマートフォンの画面を見ながらこっちに向かって歩いてくる人を避けることも自然に出来る様になった。わたしも同じくスマートフォンの画面を見ながら歩いていれば確実にぶつかっているだろう。(そのうちぶつかる前に教えてくれるアプリも登場するかもしれない)
LINEのチェックを5分おきに繰り返す人がいる。本人の意志なのか。返信作業はもはやルーチンワーク(決まりきった日常の行い。誰にでも出来る仕事)となって工場作業者を思わせる。
駅で、コンビニで、映画館、百貨店、スーパーでも専用のアプリでスマートフォンをかざす。

どこにいてもスマートフォンを使えば物が手に入る時代。
あなたがこれまでにせっせとGoogleに送り続けたデータの蓄積はいか程だろうか。
アメリカで売上げ効果を狙って、コカコーラの画像を何秒かに一回映画にはさんだという話はネットの世界でも生きているのではないか?
今日自分が買った商品は本当に自分が欲しかったものなのか?
ニュース速報は、本当にあなたが知りたかった情報なのか?
そのつぶやきの信憑性は?
その料理は自分が作りたかった料理か?
人に聞く前にネットで検索する。
空も見ないで天気予報。
この店美味しいの?口コミ見よう!

自分の人生をわたしたちは自分で決められない。
システムを使う人が善であっても、そのシステムを操る人が善であるとは限らない。

今夜は、自動操縦のソリに乗って電脳世界のサンタがこう言うに違いない。

「世界はわたしのもの!メリー、クリスマス!」

もちろん、プレゼントは最新のスマートフォンだ。

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