広告の裏に何をかいたか?

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そういう気持ち

近頃の新聞折り込み広告は、両面がきっちり印刷されているものが多い。
ユニクロやイオンの広告など毎回B3サイズ以上の両面フルカラー印刷である。かなりお金を掛けている。広告なので情報量が多い方が企業にとっても消費者にとってもいいわけだから致し方ない。でも両面フルカラー印刷の広告は情報がうるさすぎて、わたしはあまり見る気がしない。

しかし、時々片面一色刷り(要するに裏面が白い広告)が入ってくる。そうした広告の多くは、文字も大きく情報量としては少ない。わたしは、裏に何も印刷されていない広告を見るとなぜかほっとしてしまう。裏が白い広告は、両面フルカラーに対して「お前らとは違うんだよ」と、広告としての余裕すら感じさせる。しかも片面広告はB4以下である場合が多い。紙自体が小さいため、大きな他の広告たちを一番外側で束ねる役割さえ任されている。確かに「お前らとは違うんだよ」である。

裏面が白い広告は、使い勝手が良く、小さい頃などは、母親や祖母がメモ代わりに使っていたのを憶えている。「のり、正油…」などと足りなくなった食材が書いてあったり、「天皇陛下〇〇才」などと書かれていた。
もちろんわたし自身も小学生時代は広告の裏にお世話になった。算数の計算式を全部ノートに書いていたのではノートがいくらあっても足りないので、広告の裏を使った。俳句の宿題が出された時は、たぶん試しにいくつか考えた俳句を広告の裏に書いて自選していたに違いない。しかし、わたしが一番広告の裏を利用したのは宿題をしていた時ではない。わたしの記憶では、くだらない文章やアホな絵を沢山描いた。おっぱいやうんちの絵なども描いたに違いない。なにせ広告の裏なのだから。そこは自由世界なのだ。

今、わたしの手元にその当時の裏に色々書いた(描いた)広告が残っているはずもなく、こうして想像するしかないのだが、残っているならぜひ見てみたい気がする。目の前に当時の広告メモがあれば、1~2時間は余裕で笑って過ごせるに違いない。「ちょっと広告取って!」が、「ちょっとメモするから裏が白い広告取って!」と同義だった当時の空気はどこか懐かしく感じる。

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