トンネルを抜けるとそこは雪国だった

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川端康成の「雪国」でのセリフ「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」の様を体験したのは、高速道路で軽井沢に差し掛かったあたりだ。
トンネルを抜けるとそこは本当に雪国だったのだ。
今までの風景とはうってかわったことと自分の心境とを70年以上も前に川端康成は見事に表現していた。

ああ、こういう心境か、とわたしは悦に入るとともに現代でもまだまだ世界は広いのだな、と思った。
世界は狭くなった、あるいは近くなったと言われる昨今。
たしかに電車や飛行機で旅すると、長距離もあっという間だ。それでも今回わたしが感じたようにトンネルと抜けるとそこは雪国、なのだ。
同じ日本でも気温も季節感も全く違うのだ。

日本はちっぽけな国だ、とか日本は狭い国だと言われる。でも、それは世界と比べたらの話。自分の足で旅してみると日本だって思いのほか広い。
世界が狭くなったのは、昔と比べてそう感じるからだけれども、やはりわたしというちっぽけな人間からすれば、世界、いや日本も広いと言わざるを得ない。

夜空に光る星のように、隣の街もまた遠い所にある。

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