「住むならどこの国がいいかな?やっぱ英語圏かな?」というセリフをいう心境

今日は、妻とこれからの人生について話した。
と言っても、最初はチョコレートを食べたりして「このラム酒入りのやつ、美味しいんじゃない?」とか、新聞記事にあったルーマニアでは70%の人が魔女の能力を信じているという記事に対して「すごいね。この国」とか言い合っていた。
我々の子供は将来どういう進路をとるだろうか?という話題になり、話が急展開しはじめた。


わたしたちは、田舎に住んでいる。そして共働きだ。
例えば、小学生の子供に「習い事をしたい」と言われてもなかなかそういう環境になく、また、そんなことをしていたら、夜9時に寝るという生活に支障がでてしまう。早寝早起きは基本だ。それより何より、家族で過ごす時間が失われる。
子供には学校が休みの日には、外で元気に遊んで欲しい。
自然環境が豊かな場所に住んでいるのに、その環境を生かさない生活なら、都会で暮らした方が効率いいと思う。
わたしも妻も家族で過ごす時間は、一番大事だと考えている。
唯一わたしと妻とで、意見がかみ合う部分だ。(笑)
だから、せめて小学生のうちはスーパーで食料品の買い物から、料理、庭でバドミントンと家族で出来ることはなるべく一緒にしていきたいと考えている。
特に生活の基本的なことは、この時期に教えておきたいと思う。
よくある大学生になって一人暮らしをはじめてから、初めて洗濯をしたとか料理をしたとか電車に乗ったとかでは、その先が心配だ。勉強だけが学ぶことではない。生活能力を身につけることは、「生きる」ことにつながる。
生活能力を身につけられずに、コンビニの弁当を食べて暮らし、あげくの果てに、その辺の誰でも入学できそうな大学に子供を入学させて、親が借金をして授業料を支払い、子供はバイトに明け暮れている。
ばかばかしくて、親も子もかわいそうだ。誰も幸せになれない気がする。
考え方を変えてみて、こうしたらどうか?と妻に切り出した。
私立の学校に将来通わせるお金があるなら、いっその事、海外の寮つきの学校にでも通わせてみるのもいいのではないか。
妻はさらに飛躍した意見で「じゃあ、家族で海外に住むのはどう?日本より生活しやすいところはないのかな」ときた。
そして、冒頭のセリフ
「住むならどこの国がいいかな?やっぱ英語圏かな?」
となった。
「かわいい子には旅をさせ」と昔の人は言った。
わたしたちもそれに倣い、夏休みなどに、子供を1人電車に乗せ、実家に帰省させたことがある。
初めてのときは、乗る電車に遅れるなどし、わたしたち夫婦をひやひやさせたが、2度3度と繰り返すうちに本人にも自信のようなものが出てきたらしい。
今では「ついてこなくていいよ」と一緒に帰省する事をいやがるようになった。
海外に住んで英語を話せるようになれば、幸せになれる訳ではない。
それより、生活スキルを身につけるほうが先だ。
それは、海外でなければならないということはないし、日本で生活していても、どこの国でもやっていける人間は育てることが出来る。
ただ、子供が成長するのであれば、環境は変えていってもよいのではないかと思う。
冒頭の妻のセリフは、ただ海外に憧れる心境ではない。
子供が成長できるのなら、国とかにこだわることもない、という気持ちだと思う。
最後に妻はこう言った。
「まあ、今は夢だけどね」
わたしは「ふーん」とだけ言った。

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