shuichi

そういう気持ち

黒猫人間

外の空気を吸おうと玄関を出て、ふと右を見ると黒猫がいた。黒猫とわたしは目があった。ふてぶてしい顔をした猫だ。わたしが黒猫を見ると同時に黒猫の方もこちらに気づいたようだ。明らかにわたしという人間に気づいた後、「フン」といったかは分からないが、...
面白かった本(小説)

本の感想:ハイペリオン

ハイペリオンダン・シモンズ(著)酒井昭伸(訳)『ハイペリオン』は、1989年に米国で発表されたSF小説である。本を見た時のわたしの第一印象は、「タイトルがかっこいい」である。いきなり結論最初に結論を言わせてもらうが、本書は500ページ超の2...
長崎瞬哉(詩人)

川柳:霧

消臭と言う名のスプレー君を消す長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

川柳:泡

ジャグジーが突然止まって屁がばれる長崎瞬哉/もっと沢山出せば、ばれなかったかも!
そういう気持ち

未来のお金とお金の未来

ビットコインを所有して感じたことわたしは新しいもの好きなのでビットコインを所有している。驚かされるのは、日々のビットコイン価格の変動の大きさだ。例えば先週、1ビットコインの価値が日本円にして100万円を超えていたかと思うと、今週は80万円に...
長崎瞬哉(詩人)

続・夢十夜/第四夜『橋』

続・夢十夜/第四夜『橋』こんな夢を見た。どうやらわたしはジョギングをしている。家から出発して、ある橋のたもとまで来ていた。橋は少し古いらしく、対面通行になっている車道の片側だけに歩行者用の通路がついている。ジョギングで走る分には問題ないが、...
長崎瞬哉(詩人)

俳句:落葉

柿の実を夢見て色づく落葉かな長崎瞬哉
面白かった本(小説)

本の感想:幼年期の終わり

幼年期の終わりアーサー・C・クラーク(著)福島正実(訳)SFの名作として知られている本作の感想をあえて2019年の現在に書いてみようと思う。結論を言ってしまうと、本当に名作だった。(笑)『幼年期の終わり』の概要『幼年期の終わり』は、SFとい...
好きなもの

雨の裏庭

雨の降る日。日がな一日、裏庭の木や草を眺めるのもいいものです。木に当たるかすかな雨音や何処か遠くで鳴いている蛙の声を聴いていると、自分が自然と等しくなったようで、はっと我に返ります。こういう日がわたしは好きです。
そういう気持ち

いつまでも続くと思うなこの暮らし

小学校の時に国語の授業でよく暗記があった。平家物語などはその筆頭だろう。その頃は意味が分からず暗記をしただけだったが、最近たまたま平家物語の冒頭部分を見かけた。『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり』今更わたしごとき凡人が言うのもなんだが、...