Ubuntuで、デフォルトゲートウェイアドレスを再設定したのに、それでもネット接続できない場合の対処法。
わたしの場合、Ubuntuサーバ(18.04 LTS Server)を利用している際、急にネット接続ができなくなり、wgetコマンドやsudo apt updateなどで「 ホストアドレスを解決できませんでした。」のエラーメッセージが出るようになった。
下記の方法でデフォルトゲートウェイアドレスを再設定したのだが、それでもネット接続が出来ない。
原因は、デフォルトゲートウェイアドレスが複数設定されていて、かつ片方のアドレスがすでに死んでいる状態だった事。
最終的には、余分に設定されていたデフォルトゲートウェイアドレスを消去して解決した。
以下その手順。
現在のカーネルIP経路テーブルを確認
カーネルIP経路テーブルの参照コマンド route -n を試すと以下のような表示。
カーネルIP経路テーブル 受信先サイト ゲートウェイ ネットマスク フラグ Metric Ref 使用数 インタフェース 0.0.0.0 192.168.0.1 0.0.0.0 UG 0 0 0 enp2s0 0.0.0.0 192.168.0.100 0.0.0.0 UG 0 0 0 enp2s0 192.168.0.0 0.0.0.0 255.255.255.0 U 0 0 0 enp2s0
2つのデフォルトゲートウェイアドレスが登録されている。
上の192.168.0.1は、インストール時に設定したもの。下の192.168.0.100はsudo nano /etc/netplan/50-cloud-init.yaml(上記記事参照)を実行して再設定したものだった。
現在は192.168.0.100をデフォルトゲートウェイアドレスとして利用したいので、使っていない方のアドレスを消すことにした。
例えば、192.168.0.1をIP経路テーブルから消去するには、
sudo route del default gw 192.168.0.1
のようにすれば良い。
再度 route -n を実行してIP経路テーブルを確認。
カーネルIP経路テーブル 受信先サイト ゲートウェイ ネットマスク フラグ Metric Ref 使用数 インタフェース 0.0.0.0 192.168.0.100 0.0.0.0 UG 0 0 0 enp2s0 192.168.0.0 0.0.0.0 255.255.255.0 U 0 0 0 enp2s0
きちんと192.168.0.1が消去された。
これでやっとネット接続できるようになった。
もし同じような状況なら試してみてください。
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