長崎瞬哉(詩人) ショートショート:何かが触れた気がした 『何かが触れた気がした』/長崎瞬哉 てっきり彼女がわたしをひきずりこもうとしているのだと思った。でも違った。彼女の目的はわたしと入れ替わること。ううん、違う。入れ替わるんじゃない。――彼女はわたしになりたかったんだ。 § 夏で、暑い日だ... 2019.08.21 長崎瞬哉(詩人)