長崎瞬哉(詩人)

ショートショート:猫と世界

わたしはいつから猫になっていたのだろう。 確か昨日は電車に揺られてしたくもない仕事に行ったはずだが。昼にはスキヤの牛丼を食べて、残業もせずに帰宅した。 はず、だった。 確かにわたしは「猫になりたい」と考えたことはある。一度や二度ではない。通...
そういう気持ち

黒猫人間

外の空気を吸おうと玄関を出て、ふと右を見ると黒猫がいた。 黒猫とわたしは目があった。ふてぶてしい顔をした猫だ。 わたしが黒猫を見ると同時に黒猫の方もこちらに気づいたようだ。明らかにわたしという人間に気づいた後、「フン」といったかは分からない...
長崎瞬哉(詩人)

俳句:春

道端で 交尾をしている 猫二匹 長崎瞬哉/自然だなぁ
そういう気持ち

猫は家に

猫は家につき、犬は人につくと言う。 昔、わたしの実家では常に猫を飼っていた。 藁葺きだった屋根にトタン屋根をかぶせた築100年以上の古い家がわたしの実家だ。天井が黒く煤(すす)けており、以前は囲炉裏があった面影を残していた。要するに昼間でも...
長崎瞬哉(詩人)

俳句:猫

移りゆく 世間を忘れ 猫を見た 長崎瞬哉
長崎瞬哉(詩人)

俳句:空の下

カラスゆく 空の下には 猫や我 長崎瞬哉
アイデア

8×8ドットの猫

絵は下手ですが、ドット絵は好きです。 わりと少ないドット数で描くようにすると、想像力を使うので面白いです。 これは8×8ドットで描いた猫です。
そういう気持ち

地球を救う機械

「HUNTER×HUNTER」という漫画に携帯電話を使って他人を操作して爆破してしまう、という話があることを息子が話してくれた。本当にあったら怖い話だが、漫画なら完全にウソなので楽しめるに違いない。 最近はアニメにドラマ、映画などでは携帯電...
日記

本の感想:銀河鉄道の彼方に

銀河鉄道の彼方に 高橋源一郎(著) 銀河鉄道の夜を彷彿とさせるタイトルで、4cm程あるかなり分厚い本だ。 へんな話の寄せ集め、と言ってしまえばそれまでだ。それくらい<へんな世界>がこの本には登場する。
面白かった本(その他)

本の感想:へたも絵のうち

へたも絵のうち 熊谷守一(著) 画家である熊谷守一との対話を本にしたものである。 熊谷守一の心は、本書のタイトル『へたも絵のうち』に集約されると思う。