そういう気持ち 災害があってもなくても100年後には誰もいない 現代の人にとっての3月11日のような特別な日が大昔の人々にもあったに違いない。 100年経てば、今この世にいる人は誰もいなくなる。(もちろん例外はあると思うが) 9年前の大震災で知ったのは、人類も草木同様に地球の意志には逆らえないという事だ... 2020.03.11 そういう気持ち
長崎瞬哉(詩人) ショートショート:猫と世界 わたしはいつから猫になっていたのだろう。 確か昨日は電車に揺られてしたくもない仕事に行ったはずだが。昼にはスキヤの牛丼を食べて、残業もせずに帰宅した。 はず、だった。 確かにわたしは「猫になりたい」と考えたことはある。一度や二度ではない。通... 2020.01.08 長崎瞬哉(詩人)
言葉 昔からの言い伝え 以前、わたしは叔父さんからこんな言葉を聞いた。 人は満潮の時に生まれて、干潮(引き潮)の時に死ぬんよ 実際、科学的には証明されていないらしいが、人間も自然の一部だと考えるとこうした話は信じたくなってくる。(と言うかわたしは信じている) 満潮... 2019.05.02 言葉
そういう気持ち 猫は家に 猫は家につき、犬は人につくと言う。 昔、わたしの実家では常に猫を飼っていた。 藁葺きだった屋根にトタン屋根をかぶせた築100年以上の古い家がわたしの実家だ。天井が黒く煤(すす)けており、以前は囲炉裏があった面影を残していた。要するに昼間でも... 2018.12.16 そういう気持ち
そういう気持ち いつかまた会おう 恐山のイタコは小さい頃にすごく興味があった。 わたしの記憶では、イタコ(と呼ばれる盲目のおばあちゃん)に誰それの霊を呼び出してくれと頼むと、その人の霊がイタコに憑依して、本人のような口調で話し出すのだ。当時のテレビ番組で見たのだが、イタコの... 2018.12.09 そういう気持ち