俳句

長崎瞬哉(詩人)

俳句:歳月

涼をとる木陰いつかの植えた木か
長崎瞬哉(詩人)

俳句:七夕

短冊の願いはいまだ叶わない
長崎瞬哉(詩人)

俳句:風

この風も明日は誰かの頬(ほお)なでる
長崎瞬哉(詩人)

俳句:初夏

朝日より夕陽がすきだなんでだろ
長崎瞬哉(詩人)

俳句:巣

つばめには仮の住まいか我が住処(すみか)
長崎瞬哉(詩人)

俳句:初夏

風呂あがりそろそろ出すか扇風機
長崎瞬哉(詩人)

俳句:道

玄関を開けて跨(また)ぐは蟻の道
長崎瞬哉(詩人)

俳句:苺

見るだけで嬉しくなるね苺って
長崎瞬哉(詩人)

俳句:家

住み人が変われど家はそこにあり
長崎瞬哉(詩人)

俳句:時

花びらが大地に落ちて消えていく