俳句

大空に顔無き魚(うお)のうろこ雲

爽籟(そうらい)や落ち葉の輪舞(ロンド)アスファルト

栗のいが落としてよける楽しいね

こおろぎは家の中でもはしゃぎ居り

電線のつばめ気づけば蜻蛉かな

目を閉じてサイレンの音蝉の声

けんかして　花火をみたら　仲直り

青空に入道雲が挑んでる

間引菜に手が立ち止まる心消す

はりか山裏手に眺む祭りかな長崎瞬哉／若衆の力を合わせる様、祭りを思わせる