短歌

長崎瞬哉(詩人)

短歌:学校

叱るとき ぼくは先生 演じてた 君は生徒を 演じてたよね
長崎瞬哉(詩人)

短歌:春香

窓際に かすかに残る カメムシの 臭いにつのる 腹立たしさよ
長崎瞬哉(詩人)

短歌:二十歳

成人の 祝いを買いに 街に出ぬ 冷たき風の 心地良き日よ
好きなもの

黒沢止幾(くろさわ とき)の生家

縁側に「ここが明治六年学校に指定されたのです」と書かれた木の掲示版がおいてありました。 明治六年は1873年なので2024年からすれば151年前ですね。
長崎瞬哉(詩人)

短歌:本屋

壁紙の 暦は10年 前の日々…
長崎瞬哉(詩人)

短歌:霜

霜降りぬ 穴熊掘りし 穴二つ 掘れどひもじき 浮き世なるかな
長崎瞬哉(詩人)

短歌:かたぐるま

何よりも 高いと思った 肩車 景色は僕の 宝物だよ
長崎瞬哉(詩人)

短歌:姿なき

におうなあ カメムシきっと いるはずだ ここか?そっちか? ちがう、頭だ!
長崎瞬哉(詩人)

短歌:再入学

廃校がグループホームに改修し 再入学を余儀なくされる
長崎瞬哉(詩人)

短歌:平和

被爆地や 平和を願う G7(セブン) 武器わたす人 武器もらう人