面白かった本(小説) 本の感想:都市伝説セピア 都市伝説セピア朱川湊人(著)わたしの中で、著者の朱川湊人はもっとも「昭和」という時代の空気を感じさせてくれれる作家だ。朱川湊人の描くホラー小説は、血なまぐさいというよりどことなく物悲しい雰囲気を含んでいる。もう帰ってこない時代の空気というの... 2012.07.16 面白かった本(小説)
面白かった本(小説) 本の感想:ぼくは勉強ができない 「ぼくは思うのだ。どんなに成績が良くて、りっぱなことを言えるような人物でも、その人が変な顔で女にもてなかったらずい分と虚しいような気がする」ー 本書より僕は勉強ができない山田詠美(著)本書のタイトル『僕は勉強ができない』は、主人公でもある1... 2012.07.15 面白かった本(小説)
日記 雨でもセミはなく 「ご先祖の 声懐かしき せみしぐれ」これはわたしの父の父、祖父が亡くなったときに長崎に精霊船(しょうろうぶね)を作りにいったとき、父の実家の近所の寺にかざってあった句だ。そのとき実際にセミが鳴いていたかは憶えていないが、この句は、セミの鳴き... 2012.07.14 日記
言葉 物質的豊かさで何が悪い! 「これからは、心の時代です。精神的豊かさを目指す時代に入りました」多くの著名人や新聞のコラムなどで最近目にする言葉がある。最初にこの言葉に接したときは違和感は感じなかったが、何度も接するうちに「いや、ちょっとまてよ」と思い始めた。【写真/2... 2012.07.13 言葉
面白かった本(その他) 本の感想:僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? 僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?木暮太一(著)帯の「40年間ラットレース!」というコピーも目を引いたが、タイトルが何よりもわたしの目に飛び込んできた。ということは、わたし自身がそう感じているからに他ならない。会社員のわたしは、5年... 2012.07.12 面白かった本(その他)
そういう気持ち 成長しろと世間は言うけれど 成長が強制されているような気がした。わたしはそういったことが中学生時代や高校生時代に何度かあった。「しあわせは〜あるいて来ない。だ〜からあるいていくんだね〜」で始まる水前寺清子の歌『365歩のマーチ』では、人生について「三歩進んで二歩下がる... 2012.07.11 そういう気持ち
日記 時計のない部屋 わたしの家には時計のない部屋がある。正確にいうと時計はあるが、止まっている。2011年の3月11日、震災が起きた時刻からその部屋の時計は止まったままだからだ。【写真/2012年3月11日14時49分53秒 人類の進歩と調和】 2012.07.10 日記
そういう気持ち コミュニケーション力は仕事の中でしか身につかない 「コミュニケーション力は仕事の中で身につくもの」という言葉に出会った。【写真/2012年6月30日 公園の遊具から顔を出す】ここでいう、「仕事」とは何かの「役割」や「係」というものに置き換えてもいいとわたしは思った。要するに「今日はあなたが... 2012.07.09 そういう気持ち
児童書のおすすめ本 本の感想:りっぱな兵士になりたかった男の話 りっぱな兵士になりたかった男の話グイード・スガルドリ(著)りっぱな兵士になりたかった男の話、である。なりたかったのである。実際に主人公のカスパールは「りっぱな兵士」にはなれない。そして最後に「りっぱではない」あるものになれる。 2012.07.08 児童書のおすすめ本
面白かった本(その他) 本の感想:ARRIVAL(アライバル)/字のない絵本 「両親へ」と冒頭にある。この絵本の一番の特長は、タイトルと「両親へ」意外には文字が無いことである。 2012.07.07 面白かった本(その他)