Linuxのコンソール上で音楽を聴くアプリmocを使って1曲だけ再生するには -l （ハイフン・エル）オプションをつけて再生ファイル名を指定する。
mocp -l 《ファイル名》
-lオプションはプレイリストに関係なく1曲だけを再生する。
ただし、すでにmocが起動していてリピートモードがONになっている場合、-lの後に指定した曲が延々とリピート再生されてしまうので、以下のように–offオプションをつけリピートモードをオフにして利用した方が1曲だけ再生する場合確実な方法です。
mocp --off repeat -l 《ファイル名》
わたしの場合、ラズベリーパイのコンソール上でmp3だけでなくm4aなどの音楽を再生したいと考えていたのでmocをインストールした。
mocはフォルダの曲をプレイリストに追加して曲を順に再生する、というジュークボックス的な使い方が基本のようだ。
今回は、mocで1曲だけコマンドから再生する方法を知りたかったので調べてみた次第です。
参考：mocのインストール
sudo apt install moc moc-ffmpeg-plugin
mocだけだとmp3ファイルやwavファイルくらいしか再生できないため、m4aなどの形式も再生したい場合は、moc-ffmpeg-pluginもインストールしておく。
参考：mocのコマンドと画面イメージ
-a オプションのあとにフォルダパスを指定するとフォルダにある音楽ファイルをプレイリストに追加することもできる。
例）/home/pi/musicにあるファイルをプレイリストに追加する
mocp -a /home/pi/music
mocの実行コマンドはmocpである。
プレイリストを再生するには -p オプションをつける。
mocp -p
これでプレイリストの先頭から順に再生される。
再生を止めるには -s オプション。
mocp -s
コマンド上でもっとビジュアル的に操作したいときは、mocpのみで起動する。
mocp
起動イメージ
起動後に h キーで使い方のヘルプを見る事ができる。
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