コンピュータで扱うファイルには、ファイルの最後にEOFというデータが入っている。
EOFはEnd Of Fileの頭文字をとったもの。すなわち「ファイルの終わり」という意味を表している。コンピュータでは「あ」という文字や「A」という文字同様にEOFも一つのデータだ。それがコンピュータシステムでの決まりごとだ。
EOFという言葉を考えていたら、わたしたちの人生にも「終わり」があるよなあ、などと感慨にふけること一瞬。言葉が思い浮かんだ。
「人生の終わり」だからEnd Of Life、だから略してEOLってのはどうだろう。EOL、すなわち人生の終わり、誰がどうやって決めるんだい?
じつはEOLという用語はすでにあった。「生産終了」の意味らしい。
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人生というぐらいだから主役はわたし自身か?
それなら人生を歩んでいる本人が「終わり」を決めるしかあるまい。他人がわたしの《人生の終わり》を決める、なんてこともあるのだろうか?
「あいつ奥さんに浮気されたらしいよ。人生終わりじゃん!」などと言う場合はどうだ?……ちょっと違うか。
コンピュータは、そのファイルに「終わり」があることを教えてあげなければデータを区切って扱うこともできないのだ。わたしたちにも「終わり」があるからこそ、それぞれが区切られた存在となると言える。
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