面白かった本(小説)

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星新一:『処刑』の感想

2020年に読んでの感想『処刑』は、この記事を書いている2020年からすると60年ほど前の作品になるのだが、現代でも違和感なく読めるというのも星新一の凄さだろう。舞台は地球が青い星として見えるぐらいの距離にある赤い星。地球では、文明が進んで...
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本の感想:魔性の子/十二国記シリーズ第1作

魔性の子小野不由美(著)本作『魔性の子』は、十二国記(じゅうにこくき)と呼ばれるシリーズ小説の第1作。ホラー、SF、ファンタジー、異世界、おまけに「人間とは?」まで問うなんでもあり小説が十二国記だ。率直に言って、十二国記シリーズはジャンル分...
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本の感想:たったひとつの冴えたやりかた

「ラノベ?」というくらい軽い文体だった。たぶん同年代の『星を継ぐもの』や『ハイペリオン』などよりはずっと読みやすい。軽い気持ちで読みはじめて最後には極めて深淵な問いがなされている。
面白かった本(小説)

本の感想:82年生まれ、キム・ジヨン

82年生まれ、キム・ジヨンチョ・ナムジュ(著)斎藤真理子(訳)一風変わった小説『82年生まれ、キム・ジヨン』一人の韓国人女性キム・ジヨン氏の診察記録(カルテ)という形の一風変わった小説が『82年生まれ、キム・ジヨン』だ。キム・ジヨン氏の生ま...
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本の感想:ベーシックインカム/井上真偽

ベーシックインカム井上真偽(著)はじめに断っておくと、本書はベーシックインカム論ではなくミステリー短編集である。わたしは本書を、ベーシックインカムについて多少は知っておくかぐらいの気持ちで手にしたのだったが、いい意味で裏切られた。そのような...
言葉

名言集:銀河英雄伝説外伝3 千億の星、千億の光

銀河英雄伝説外伝〈3〉千億の星、千億の光田中芳樹(著)銀河英雄伝説の魅力は、敵味方という枠組みを超えて人間や戦争について考えさせられる点です。脇役もいい味だしてます。「ラインハルトさま、どうか焦らないでください。短距離走の速度で、長距離を駆...
言葉

名言集:銀河英雄伝説外伝1 星を砕く者

銀河英雄伝説外伝1 星を砕く者田中芳樹(著)銀河英雄伝説外伝は、ヤン・ウェンリーと戦いをともにしたユリアンの視点で描かれています。ヤン・ウェンリー亡き後、ヤンの意志を継ぐユリアン。回顧録とも言える味わい深い作品です。「英雄など、酒場に行けば...
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本の感想:月の満ち欠け/佐藤正午

月の満ち欠け佐藤正午(著)「こんな話があったら面白いなあ」これがわたしの正直な感想だ。冒頭に提示される「なぜ?」が読むにつれて深まっていく不思議な小説。もちろん『月の満ち欠け』を最後まで読み終えたら、冒頭の「なぜ?」回収してくれるのでご安心...
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本の感想:むらさきのスカートの女

むらさきのスカートの女今村夏子(著)読み終えてからタイトルが秀逸だなと感じた。「むらさきのスカートの女」である。非常に気になる人物ではないか。(ちなみにわたしはこれまで紫色したスカートをはいた女性をモーターショー以外でしか見た事がない)わた...
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本の感想:夜行/森見登美彦

夜行森見登美彦(著)わたしの購入した文庫本の中に「夜行列車の淋しさを封じこめた小説です。良い旅を!」と書かれた著者メッセージカードが入っていた。読後のわたしの感想は、まさにその通り、といった感じである。京都「鞍馬の火祭」の最中に失踪した1人...