長崎瞬哉(詩人)

長崎瞬哉(詩人)

川柳:悪人

要人を悪人とよむこころあり
長崎瞬哉(詩人)

俳句:風

この歌が届けばそれが俺の風
長崎瞬哉(詩人)

短歌:暗がり

もし夜に電気をぜんぶ 消したなら
長崎瞬哉(詩人)

短歌:幸

一筋の朝日その葉を 照らしたり
長崎瞬哉(詩人)

詩:二口目

一口目のお酒のなんと美味しいことか!二口目、三口目と飲むにつれ薄れゆく感動いつか真実は自分の中にあると知る
長崎瞬哉(詩人)

詩:歴史を食べる

今日わたしが死んだら、歴史はそこで終わるのか。わたしの歴史を食べてくれる人がいたらいい。
長崎瞬哉(詩人)

俳句:木の葉

はらはらと落ちる木の葉に何を見る
長崎瞬哉(詩人)

川柳:出し惜しみ

出し惜しみしないさ いつか死ぬからね
長崎瞬哉(詩人)

川柳:ひとりずもう

振り向けば君はこっちを見ていない
長崎瞬哉(詩人)

川柳:詩と死

人生は一つの死だと誰が云ふ人生も一つの詩だと誰か云ふ