SIMフリー携帯は安くていいですね。とてもキャリア携帯(Docomo、au、Softbank等)を使う気になれません。
ところでSIMフリー携帯を最初に使えるようにするときAPN設定というものが出てきます。意味も分からず設定をしていたので、少し調べて見ました。
スマホで電話は使えるのにネット接続できない時はAPN設定を見直す
わたしはこんな経験をしました。
SIMフリー携帯をau回線で使っていて、Docomoの回線に切り替え手続きをした時のことです。au回線のSIMカードを抜いてDocomo回線のSIMカードに入れ替えたとき、すぐにDocomoと表示されたので、てっきり使えると勘違いして外出しました。
一応電話とSMSは使えるのですが、ブラウザを起動しても「インターネットに接続されていません」の表示。届いたばかりのSIMカードに不具合か?と思ったのですが、APN設定をしていなかったことに気づき、届いたSIMカードに書いてあったAPN設定方法を試したら、すんなりインターネット接続出来るようになりました。
この時、そもそもAPN設定とはなんだ?と疑問がわきました。
APN設定はなぜ必要か?
まずAPNですが、Access Point Nameの略です。日本語だと、アクセスポイント名。
SIMフリー携帯などの場合、SIMカードをスマートフォンに差し込んですぐにネットワークを認識してくれるとは限りません。もちろんSIMカードを差し込んだらすぐに認識してくれるものもあります。海外で買ったSIMカードなどは大抵認識してくれます。これはAPN設定が自動的にされているだけです。
キャリア携帯(Docomo、au、Softbank等)を購入した時もAPN設定をする必要はないです。でも内部的にはAPN設定がなされています。SIMフリー携帯の場合は、SIMを差し込めばすぐに使える訳ではなく、APN設定が必要になります。(すべてのSIMカードがそうである、とは言いませんが大抵はそうです)
APN設定は、スマートフォンなどの機器でインターネットに接続する際の窓口設定です。ゲートウェイという言葉があります。英語でGatewayと言った場合「出入口」と訳されます。コンピュータの世界でゲートウェイという言い方をした場合、それはインターネットへの出入り口を指します。
ポイントはここからです。
電話とSMSは一つのネットワークです。でも、インターネットは別の(外部の)ネットワークなのです。インターネットは世界中とつながっていて、入り口も一つではありません。スマートフォンにインターネットの入り口がどこかを教えてあげる必要があります。それがAPN設定です。
例えば、au回線ならau回線用のインターネットの出入り口が、Docomo回線ならDodomo回線用のインターネットの出入り口が別にあるという感じです。SIMカードがau回線用ならau回線用のAPN設定(インターネットへの出入り口設定)が必要になってくるという訳です。それぞれの会社がお金を支払ってインターネット接続を提供している関係上、勝手に他社のインターネットの出入り口を使わせる訳にはいきませんものね。
電話とSMSはすでにSIMカードに情報(電話番号等)が入っているので設定の必要はありません。インターネットにどこから接続するか?という点のみ必要になってきます。ここからインターネットに入ってくださいよ、という設定がAPN設定ということです。
AndroidとiPhoneでのAPN設定方法の違い
Androidスマートフォンの場合、APN設定は自分で手動設定が可能です。iPhoneは手動設定が面倒(Macがないと出来ない)なので大抵APN設定ダウンロードのURLがSIMカードの購入とともに送られてきて、そこからダウンロードして設定(iPhoneの場合は、APNのインストール)をすることになります。すなわちネットに接続していないとiPhoneの場合APN設定が出来ないということです。SIMカードが利用できない状態でネットに接続しなければならないということは、iPhoneの場合、まずWifiに接続する必要がある、ということです。(恐ろしい時代になりました。Wifi環境前提です!)
まとめ
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- 電話回線とインターネット回線は別
- インターネット回線に接続するための設定がAPN設定
- スマホで電話は使えるのにネット接続できない時はAPN設定を見直す
- Androidは手動でAPN設定が可能
- iPhoneはMacがないと手動でAPN設定できないためAPN設定ファイルのダウンロードが必要
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