日本のプログラミングで登場するhogeという言葉がある。
hogeだったり、hogehogeと2回続けて利用したりする。
例えば、C言語の関数定義を説明するときに
void hoge(){ /* 関数の処理内容 */ }
などと利用したりする。
ニコニコ大百科(仮)によると
日本のプログラマー系の人たちが、サンプルコードの変数名などに好んで使う文字列。とくに意味は無い。
とある。
わたしも適当にプログラムを作る時など、いつの間にやらhogeやhogehogeを使うようになっていたが、若いプログラマ(20代くらい)にはあまり知名度がないらしい。
ちなみに海外の翻訳されたプログラミング本などだとこうした特になんでも良い部分の記述にfooなどの記述をよく見かける。
わたしは、初めて
function foo(){ … }
などと目にした時、fooと書かないといけないものかと勘違いしていた。
そんな感じで、年配のプログラマが
function hoge(){ … }
などと書いたものを新人のプログラマがhogeと書くべきと勘違いしてしまうこともあるようだ。
参考:悲報:プログラムサンプルの「hoge」が通じない時代が来た – ねとらぼ
hogeはあくまで日本の、それも年齢のいったプログラマが使うらしい。
口語にも流行りすたりがあるようにIT系の用語にも流行りすたりはあるのだ。
今日の授業で学生に与えた課題プログラム内でわたしはhogeを使った。
1人の学生から「よくhogeって使いますけど、何か意味があるんですか?」と聞かれた。
わたし自身よくよく考えてみたこともなかった。いつの間やらhogeをプログラム内で使うようになっていたからだ。
意味も分からず、使っている言葉や行なっている習慣は実は沢山あるのだと気づかされる。
コメント