人生に飽きた小学生

小学校2年の娘と小学校4年の息子、わたしの3人で帰宅途中話をしていた。
わたしが運転する車の中だ。その時、何度かかけたカセットテープの音楽を流していた。そう、この車にはカセットデッキがついているのだ。お借りしている代車なのだが、懐かしいため昔録ったカセットテープを持ってきて車内で聴いている。
息子が「その曲、もうあきたよ」といった。
まだ2回目くらいしか聴いていないんだがなあ、とわたしは思ったが、実はわたし自身もその曲に飽きていた。(もう何十年も昔に聴いていたものなので)


「じゃあ、ずっと飽きずにできることってある?」とわたしは子供達に聞いていた。
小学4年の息子「あるある。ゲームとか」
まあ、小学生らしい答えだ。
わたしが、すこしひねくれたように言う。
「毎日、生きているのってあきないよねえ。ごはんを作って、食べて、本読んだり、寝たりするのってぜんぜん飽きないね」
息子「ほんとだ。俺も飽きない!」
(彼はわたしの答えに合わせているだけなのだろうか?)
娘「飽きる。ぜんぜん面白くない。やだ。」
「えっ」
わたしと息子は顔を見合わせた。
「生きるの飽きたの?じゃあ、どうするの?」
娘「カエルになる!」
娘「まず、小さくならないといけないんだよなぁ…」
人生は飽きない。

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