扇風機は、足の指で消すことが出来るもののほうが使い勝手がいい。
最近の家電製品やモバイル機器のボタンは、「押している」という感覚に乏しいため、足では操作できないものが多い。
わたしの家で夏場に活躍する家電とえいば、扇風機だ。
風呂上がりに、扇風機を3にして(3は一番強い風)裸で風にあたっているととても気持ちがいい。
エアコンはめったに使うことがない。
わたしはこの扇風機のボタンが気に入っている。
ボタンには0・1・2・3と数字がふってあり、それぞれ停止・弱風・中風・強風に対応している。
とてもわかりやすい。
扇風機は、昭和40年代のころのものだ。
以前、足るを知るという記事で紹介した。
近ごろの家電製品は、ボタンが低反発で押しているのか押していないのかわかりにくい。
つぶれたプッチン(エアーキャップ)みたいだ。
iPhoneのボタンなどもイライラする。
なおかつ、電源が入っているときに押さないとボタンを押したという電気信号は機器に伝わらないらしい。
ボタンの状態をみて押してある状態か押してない状態かを判断することが難しいのだ。
こうした機器は、調子がわるくなれば、「基盤交換ですね」とお決まりの文句を言われておしまい。
修理ができないのだ。
わたしの使っている扇風機のボタンは押していれば背が低くなる。見てわかる。
手に触れるものはある程度「使っている」という身体的な感覚が必要ではないかと思う。
身体的な感覚もなく、点けたり消したり出来る電化製品は、ストレスのもとになっていく気がする。
消し忘れたとき、足で消す事ができるボタン式扇風機は最高だ。
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