そういう気持ち

田舎では誰もが木こりになれる。

ここで言う田舎とは、1キロ圏内にコンビニなどなく、隣の家に行くまでに木が2、3本生えているような場所のことだ。そうだわたしの住む所だ。

自分の背丈より低かった木が、気づくと家の屋根より高くなっている。

木の成長は目に見えない。木は、いつの間にか成長している。

田舎で広い敷地に住んでいるとはいえ、木が伸び放題で良しというわけにもいかない。

以前、直径30㎝以上もある杉の木が家の方に向かって倒れてきたことがあった。

根元が腐っていたようだ。

それ以来、自宅を守るためにも家の周りにある木が伸びてきたら事前に切るようになった。

木こりの誕生だ。

木によっては何か使えそうな部分があったりするが、たいていは(まき)になる。

薪はたき火かバーベキューに使う。

たき火が好きなので冬場によくするが、そんなお遊び程度のたき火では、薪は消費しきれない。

多分、一生薪には困らないと思う。

なぜなら薪を消費するよりも、木こりで得た枝木の量の方が常に多いからだ。

木こりは、漢字一字で「」(訓読み:きこり)とも書く。

る(る)という言い方だと、【木を切る】という意味になり、る(きこる)という言い方だと【たきぎを取る】という意味になるらしい。

今日もわたしはって(きこって)いる。

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