昨今のアウトドアブームは、おしゃれな服を着てその手のブランド(と思われる)アウトドアグッズありきな感があり嫌いだ。まさに資本主義の権化である。
勝ち馬にのるような形で増えつつあるキャンプ場なども同じく嫌いだ。わたしには自然の中で密な状況でテントを張っておままごとする意味がよく分からない。
そんな事を考えてしまうのは、きっとわたしが田舎に住んでおり、毎日がある意味アウトドアな状況だからであろう。だってコーヒーを片手に玄関を出れば、自然がいっぱいのキャンプ場みたいなものだから。
これが都会に住んで満員電車にゆられながら通勤でもしていれば、たまには自然の中でキャンプもいいね、となるのかもしれない。
それにしても一過性で終わるもののなんと多いことか。
まあ兎にも角にも、わたしには木を切り倒してまでして作るキャンプ場は、森を無くすまでして太陽光パネルを設置すること同様につまらないと思う。
そんな一過性のものたちが、何年も掛けて育まれてきたものたちを駆逐していく様は、心が痛い。
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