都道府県の魅力度ランキングというものがある。
日本の47都道府県を魅力度を点数化して順位付けしたものらしい。
このランキングを作っている企業のサイトでは魅力度を以下のように取り扱っていた。
「魅力度」とは、地域のブランド力、すなわち地域の魅力を数値化する指標。
https://news.tiiki.jp/articles/4697 – ブランド総合研究所
「以下の自治体について、どの程度魅力を感じますか?」という問いに対して、「とても魅力的」を100点、「やや魅力的」を50点、「どちらでもない」、「あまり魅力を感じない」、「全く魅力的でない」を0点として、それらの回答を自治体ごとに集計(点数)として算出した。点数が大きいほど消費者はその地域を「魅力的」と感じる人が多いことになる。
アンケートの配点が0点、50点、100点の3種類しかないというアンケートだった。
しかも「魅力度」を「地域のブランド力」と勝手に定義してしまっている。
ブランド?だったらAppleの本社でも誘致すれば、その県が1位になれるかもしれない。
わたしの住む茨城県などは最下位の常連であるらしく、県のお偉いさんたちは、このランキングに一喜一憂して順位をあげようと頑張っている。(できればマスコミでとりあげないで頂きたい。魅力度ランキングをあげようと県のお偉いさんたちが血税を使いそうなので)
最初にみたときから魅力度ランキングなるものに違和感があった。
違和感の正体はたぶん競い合っていない者同士を勝手に順位付けしているからかもしれない。
競い合っていない者同士の魅力度ランキングなら色々できそうだ。
佐藤さん、田中さん、鈴木さん…など苗字の魅力度ランキング。マクロな視点で自治会の魅力度ランキング。レゴブロックのブロックの種類魅力度ランキング。雲のかたち魅力度ランキング。公衆トイレ魅力度ランキング。将棋のコマ魅力度ランキング。テトリスで一番魅力的なテトリミノはどれか?
わたしは魅力度最下位の茨城県から魅力度1位の北海道に家族旅行した事がある。
どちらもいい所だと思う。
しいていうなら北海道のメロンより茨城のメロンの方が安くて美味しく魅力的である。
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