詩:帽子 長崎瞬哉(詩人) 2020.09.05 小学校の帰り道、帽子が道に落ちていた。 誰の帽子か気になって、僕はそっと持ちあげた。 一匹の蝶が空へ飛んでった。 向こうから友だちやってきた。 僕は何事も、何事もなかったように通り過ぎた。
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